シングル父のひとりごと

日々思ったこと、心の整理、ひとりごと

オシャレだった頃の僕

僕は服のセンスゼロです

後輩に、「先輩の服装って休日のサラリーマンみたいですよね」と言われたことがあります

褒め言葉ではないですよね

 

それが結婚して激変しました

亡くなった妻はファッション大好きな人で高価なブランド服を次から次と買う人でした

 

僕より身長もあり、あまり女子女子した服は着なかったので、ほぼジャストサイズで僕も着れたんです

毎日きせかえ人形のように「今日はこれ着て」「明日はこのピンクのシャツ」

てな具合でした

 

いつしか

○○さんてオシャレですよねと言われるほどに

 

悪い気はしませんよね

 

 

でも妻を亡くしてから

服もふたたび無頓着になり

生きていくのが精一杯でした

 

昨年のどん底の頃に出会った友人が何気なく言った一言

「なんか、オシャレだよね」

久しぶりに聞いたこの言葉

懐かしくもあり

すっかり言われることもなくなってたこの言葉

 

ここから僕の再生は始まった気がします

 

相手は何気なく言っただけの言葉でも、何故かずっと心に残る事ってありますよね

(ラジオでそんなCMがあり、大好きです、調べてみて下さい)

 

冒頭の休日のサラリーマン発言も

まさにそれです

 

先日書いた「凛としていたい」につながる話でした

 

 

 

余談ですが、

ひとつ思い出しました

 

ある妻の誕生日

バッグが欲しいというので買いに、新宿ISETANに行きました

 

これがいい!と妻

イタリア製のシンプルだけどカッコいいバッグ

値段は5万円

なかなかの値段ですが誕生日だからとプレゼントしました

すると翌日

これ、あなたの方が似合うから使って、と妻。

ありがとう

たまに借りるね、と僕。

いいの、いいの、毎日使って、と妻。

 

どうして?

気ににいらなかった?

 

違うんです

最初からの妻の企みだったんです

 

僕は自分ではけっして、そんな高い物は買いません

でも、どうしても僕に持たせたかったみたい

それで

こんな新手の詐欺みたいなことを思いついたみたいです

ええっ?

じゃあ誕生日プレゼントは?

自分で買ったからいい、と

もう少しお安めの白いバッグを出してきました

見事にやられました

 

でも確かに素敵なバックで

仕事に行く所、行く所で女子が反応します

特にスタイリストさんとかに褒められると、そりゃ嬉しいに決まってる

 

そのバッグはボロボロになるまで10年くらいは使ったと思います

 

今更ながらに

とっておけば良かったな

 

最近、色んな事を思い出すな

 

その思い出が楽しく思い出せてれば

大丈夫だ

 

今日もありがとう