シングル父のひとりごと

日々思ったこと、心の整理、ひとりごと

わが家にお金がなかった理由

子供の頃

裕福とはかけ離れた家庭で育った経験から

お金持ちに対するコンプレックスはとても強い

 

 

若い頃の僕

格差社会に対する怒りは相当なものでした

夜間大学に通っていた当時、感じていたのは

適当に要領よく授業に出てる生徒はポンポン単位を取得していく

逆に

昼間 真面目に働いて、夜授業を受けて、何とか頑張ろうとしている生徒ほど両立を断念して退学していく

当時はまだ週休1日が当たり前の時代

そんな中での両立は極めて大変だと回りを見て感じていた

それにしても

遊びながら通ってる方が簡単に卒業できてしまう大学のあり方にさえ強い怒りを覚えていました

 

「貧しい家庭に育った僕」

 

これ実は最近ちょっと「???」になってきたのですよ

確かにお金はまったくない家庭でした

以前にも書いたことですが

四畳半の風呂無しアパートに家族4人で暮らしてました

どう見てもかなりの貧困です

それを見かねたのかは わかりませんが、当時の中学の担任が僕の学力でも特待生で通える高校を探してくれました

私立ですが公立行くよりお金かかりません

特待生試験に通れば、すべて免除です

 

そんな子供時代を過ごしたので、

うちはお金がない

信じて疑いませんでしたよ

 

それが

最近

母親も歳を取ったのかいろんな事を暴露し始めました

今さらです

 

母のパチンコ好きは知っていてそれなりのお金をつぎ込んでいたのも知っていました

 

ただ

その金額がハンパではないぞと

分かってきました

 

 

どうやら

僕が考えていたのとは

桁がひとつ違うのでは?と

 

加えて父のあきれるほどの見栄っ張り

大勢でごはん食べても全部払っちゃう

5人だろうが10人だろうがおかまいなし

父の死ぬ間際

「金は○○千万は残してるから安心しろ」と言い残して旅立ちました

 

母に聞くと

「そんなあるわけないじゃないハッハッハ」と

実際はゼロがひとつ足りなかったようです

 

父よ

息子にそんな見栄はってどうすんだ

 

アホか

 

ん?

 

確かに

週2日位しか家に帰ってこない父

それほど働いていたのに

何故かねがないの?

 

いろんな疑念が湧いてきますが

 

怖いのでそれ以上は考えるのやめました

 

 

母は「夫婦で この悪い癖がなかったら吉祥寺に家建ってたねー」とほざいております

今や東京の吉祥寺といえば住みたい街ランキングでも常に上位にあがる街です

よりによって僕の生まれも育ちも吉祥寺

 

確かに、いい街です

いつか戻ってやるといきまいてた頃が懐かしい

 

この出身地を言うと大抵「すごいね!いいとこ出だね」と勘違いされるので絶対言いません

武蔵野市出身ですと分かりづらい言い方をして誤魔化します

 

愛情いっぱい育ててくれたことには感謝してます

 

すべて過去の事とはいえ

最近、親に対するイライラが少しだけ顔を出すぞ

 

 

今は年金で質素に暮らしてる母です

時々「昨日パチンコで○○円負けちゃった」とかわいい金額を言ってる程度なのでいいですが

 

時々

「えっー!?」という金額だったりします

まぁご愛嬌で許します

 

でもやっぱり

なんかイライラする(笑)